「教育」か「保育」か?

当たり前のことですが、日本人の子供は小さいころから日本語を話しています。
同様にアメリカ人の子供は英語を話しています。

 

オールイングリッシュの幼稚園にお子さんを通わせている親御さんは、子供が英語を上手に話す様子を見て、「英語が話せるようになった(バイリンガルになった)」と安心される方が多いように思います。

 

帰国子女のお子さんを例に説明しますね。

 

現地で英語を問題なく話していた子供さんで、帰国後に英語が残るお子さんと話せなくなるお子さんがいます。
(もちろん帰国後のフォローの仕方も影響しますが)その違いはいったいなんでしょう?

 

それは「読み書き」が出来るようになっていたか否かです。「話す」だけでは英語は残らないことが多いです。
日本のお子さんも話すことは出来ても、読んだり書いたりは出来ませんよね、それと同じです。

 

「読む・書く・話す・聞く」の4技能が出来て初めて言葉は完成するのです。

 

ただ長時間「英語環境で生活させる」のは「保育」であって「教育」とは言えません。
それではバイリンガルの子供は育ちません。

 

「保育」が目的なのかそれとも「教育」が目的なのか、先の進路を見据えて考えましょう。

 

間もなく幼稚園や保育園の願書配布や入園申し込みの季節です。
「バイリンガル教育」をしたいのならば、きちんと「教育」をしてくれるところを選ばれることをお勧めします。

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