娘に教えられたこと

悔しいでは終わらせない強さ

我が子ながら「あっぱれ」とても誇らしく思ったので
今日は、「100パーセント親ばか」な記事を書きます。

私の娘は現在中学2年生です。
実はこの秋にとても悔しいことがありました。

娘は通っている学校の代表として
ある市の英語のスピーチコンテストに出場し
1位をとりました。

その結果、県大会に出場することになったのですが
タイミングの悪いことに、その大会の日にちが
パリに語学研修を兼ねて私と旅行をする日と重なっていたのです。

14歳の女の子にとってはとても大変な選択です。
海外研修に行くか、それとも県大会に出場するか・・・
悩みに悩んだ末に県大会を選び、研修をキャンセルしました。

ところが、その市の大会の規定と県大会の規定の間に差があり
県大会の規定では娘は学習をしすぎているために
出場できないことになりました。
しかも、研修もキャンセルしたため参加することはできません。

更には、県大会で優勝したのは
娘の代わりに出場した次点のお子さんで
娘の市の大会の優勝も何故か取り消され
娘に残ったのは、大会当日に渡された鉛筆で名前を記入された
仮の表彰状だけでした。

もちろん、学校の担当の先生も学園長先生も娘に謝罪して下さったのですが
娘のベッドサイドには、その仮の表彰状が丸められずっと放置されていました。

でも、あれから4か月して娘は学校へ送る車の中で
「今年「Spelling Bee」優勝したいな・・・。」と突然言い出しました。
「そうしないと今年は何も記録が残せない・・・」

どうも娘は小学校高学年あたりから英検、漢検、仏検
中学に入ってからは学校の定期テスト、小テストの順位など
各学年で足跡のように、自分なりの記録を残していたようなのです。
(本人に聞くまで、私は全然気づきませんでした。)
中学2年生は、先のスピーチコンテストがそうなるはずだったのに
無かったことになってしまったので、他を模索した結果
「Spelling Bee」優勝・・になったようです。

そして、数日後
私にラインをよこすことのない娘が
「優勝した!」と笑顔のスタンプ付きで報告してきました。

plan 「B」を考えるしなやかさ

私が娘なら「スピーチコンテスト」がだめになった時点で
ふてくされて放り出すかあきらめるかしたでしょう。

でも、娘は悔しさをばねに、違う形で成果を出しました。

私は娘が怒って、悔しくて表彰状を丸めて置いてあると思っていましたが
本人にとっては、自分に負けないための小道具だったようです。

 

世の中は不公平で理不尽で思い通りにいかないこともある

自分の希望や望みが叶わなくても
あきらめずに違う形で叶えることができれば
それは、大きな成功です。
頭でわかっていても、
今でも自分がそうできるか自信はありません。

でも14歳の娘は、黙ってやり遂げました。

この数か月の中で
こんなにも「しなやかな強さ」を身に付けた娘が
我が子ながら「あっぱれ」で
どうしても書かずにいられませんでした。

子供は親が思っているよりも大人なのかもしれません。

「Spelling Bee」の日本代表を決める
東京大会は精鋭が集まるので
初出場の娘はどこまで進めるかわかりません。
ワシントンDCは夢のまた夢かもしれません。

でも、例え跳ね飛ばされても
この娘ならその悔しさで
また違う形の何かを手に入れるのだろうなと
何だか変な安心感を覚えている私がいます。

強さとは折れない事だと娘に教えられました。
(親ばかな記事ですみませんでした。)

 

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