子供の意思と中学受験

時節柄、「中学受験」についてのご相談が増えています。
子供の進路に関わることなので、どのご家庭も真剣に考えておいでだと思います。

「中学受験」は年々厳しさを増し、スタートも低年齢化しています。

子供時代の多感な時期を学校と塾の往復にしていいものか?
親であれば、誰しも悩むことですよね。

 

以前にもブログに書きましたが、私は長男の時本人が望まないのに無理に受験に挑ませました。
そのせいで、長男が小学生の頃の母子の中は「敵同士」のようでした。

 

今でも、覚えています。
たまたまTVをつけたとき、息子と同じ年のお子さんが事故で亡くなったというニュースが流れました。
それを見たとき、私は急に怖くなったのです。

「うちの○○はもし今死ぬことになったら、生まれてきて良かったと思うかな?」

息子は毎日全く楽しそうではなかったからです。

その頃の私は、自分の息子が好きな事もやりたい事も知らなかったし、知ろうともしませんでした。
私が気にしていたのは、息子のテストの点数と偏差値、塾のクラスだけでした。
息子の悪い点ばかりが気になって、良いところなんて一つも見つけられませんでした。

今にして思えば本当にひどい母親で、子供からしたら本当に鬼にしか見えなかったと思います。
それからしばらくして、私は息子の受験から手を引いて本人と夫に委ねました。

 

でも、こんな悲惨な受験だけではありません。
子供の意思の下に受験をするなら、好きな事と受験を両立することも可能なのです。

 

私の知人のお子さんは、1年生の頃から始めたバスケットを6年間辞めることなく
自分の意思で、受験と見事に両立をさせました。

 

入試の3日前でも、6年生最後の大きな試合にレギュラーで出場していました。

 

好きな事を諦めなくても、子供時代のキラキラした時間を捨てなくても
子供の意思があれば、受験は出来ない事ではないのです。

 

子供さんの「中学受験」に悩んでいるなら、親だけで決めないで
子供さんに意見を聞いて下さい。
子供に人生の大事など、まだわかるわけがないと思う気持ちもわかります。

でも、「受験」をするのは、子供なのです。
子供の意思を置き去りに、その厳しい戦いの中に放り込んでも不幸な結果を招きかねません。

勉強をしたいのかどうかくらいは幼くてもわかるはずです。

そして、プランはいつでも変えることが出来ます。

「受験」をしたくなったら、その時始めても遅くありません。
偏差値の良い学校だけが、良い学校ではありません。校風や環境が素晴らしい学校もたくさんあります。

また、その反対に「受験」をやめることも出来ます。高校受験で難関校にチャレンジする道もあるのです。

受験は子供の長い人生の1つの通過点でしかありません。合否で人生の良し悪しが決まるわけではないのです。

子供の人生は子供の物、勝手にレールを敷いてしまうことのないように
本人の意思を尊重して方向性を決めていけたら、素晴らしいですね。

関連記事

  1. 背中を押すということ

  2. 勉強嫌いを作らないために

  3. それでも世界は回っている

  4. 経済学で子供のやる気を上げる

  5. 2015年 ありがとうございました

  6. 嬉しいくて気が引き締まること

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。