愛しさと切なさと心細さと

昔のヒット曲のタイトルみたいなタイトルですが
これは何かというと、新しく弟や妹が生まれた子供の気持ちです。

ママのお腹に赤ちゃんが宿ると、大半の子供はまず自分が
お兄ちゃん、お姉ちゃんになることにワクワクします(^^)/


パパやママ、おじいちゃんおばあちゃんが喜んでいる気持ちも伝わって
子供もそれはそれはテンションが上がるのです。

ママのお腹に触ったり、話しかけたり
まだ見ぬ兄弟への愛しさを募らせます。

でも、実際にママが出産の為に入院して家にいないと
今度はママに会いたくて切なくなってしまいます。
でもそこはお兄ちゃんお姉ちゃんになるから、頑張ってこらえます

ところが、待ちに待ったママがようやくお家に戻ってきたときには
その腕に赤ちゃんが抱かれていて、自分より赤ちゃんの方が
可愛いのではないかと心細く感じてしまう。

そんな、子供の複雑な心を表現してみました。

待ちに待った兄弟の誕生は、子供にもとても嬉しいことです。
新しい兄弟は、ミルクの匂いがして小さな手で自分の指を握ってくれたり
可愛くてしかたなくて、大好きなのです。
新しい兄弟への愛情に偽りはありません。でも、まだ彼らも子供なのです。
いくら兄弟が可愛くても、でもやっぱり親の愛情を分けっこするのは複雑なのです。

赤ちゃん返りは、必ずしも兄弟が生まれた直後とは限りません。数年してから出ることもあります。
まだ下の子に手がかかる時期にあたると、ママはてんてこ舞いになってしまいますよね。
時には、感情で叱ってしまうこともあるかもしれません。
でもね、そんなときも自己嫌悪になることはありません。ママだって人間、失敗もあります。
失敗しちゃったら、その後たくさん抱きしめて、愛情注入してあげれば良いんです。

私達は、いろんな失敗を乗り越えながらそうしてだんだんと
父となり、母となり、兄となり、姉となり、家族が出来上がるのだと思います。

愛しさと切なさと心細さを抱きしめながら、素敵な家族になりましょう。

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