「お母さん、おやつ頂戴。」「どうして?」
「お母さん、おやつ頂戴」「はい、どうぞ」
というのが、通常の自然な流れだと思いますが
ここであえて、「どうして?」と聞いてみましょう。
「どうして、おやつが欲しいの?」
と聞かれれば、子供は戸惑うかもしれませんが
「お腹がすいたから」「お菓子が食べたいから」「甘い物が欲しいから」
のように、何か理由を答えてくれるでしょう。
「ロジカル・シンキング」「クリティカル・シンキング」などの
これからを生きていくうえで必要な「物事の考え方」は
残念ながら、学校では教えてくれません。
ですから、家での会話を通して「考えること」を学ばせましょう。
What foods do you like?と言う質問に対して
I like apples.と答えて終了してしまうのが、日本人の英会話ですが
実際の場面では、会話は続いていきますよね?
どうしてリンゴが好きなのか?
リンゴのどこが好きなのか?
どんなリンゴがすきなのか?
英語でここまでを話せるには、時間が必要ですが
それ以前に、考えられるかどうかが大事です。
「No」と言える日本人というタイトルの本が昔ありましたが
日本人は自分意見を話すのが苦手です。
しかし、世界を相手に競う時代に意見が言えないのは論外です。
英語力を培うことと同時に、自分の意見を言える「考える力」を培いましょう。
そのために、お母さんは「なんで、どうして?」と子供さんに
質問をして、答えさせるようにしてみてください。
日々の積み重ねは大きな力に必ずなりますから。