最初から上手な子はいない

春に向けてお子さんの習い事を探している親御さんも多いと思います。

最近は習い事のスタートが低年齢化してきているので、幼児クラスでもすでに差がついていることがあります。
我が子と他の子供さんを比べて不安に感じてしまう親御さんもいらっしゃるようですが、心配しないで下さい。

子供は順応します。周りの子が自分より出来ると、自分も出来るようになりたいと自然と頑張るものです。
最初はうまくできなくても、いつか出来るようになります。

ときどき「自分の子供だけ上手に出来なかったら、子供が可哀想だから」と言って尻込みしてしまう親御さんがいらっしゃいますが
厳しいことを言わせてもらうなら、「自分の子供だけ上手に出来なくて嫌」なのは親御さんの気持ちです。

我が子が劣っていることが嫌なのではありませんか?
私の娘は中学生です。英検1級、TOEICは880点をペーパーのTOEFULは500点満点、フランス語とスペイン語も話します。
語学が堪能です。「優秀ですね」と周りの方から言って頂くことも多いです。
でもこの娘は今でこそ良い成果を出していますが、小さい頃は、どちらかというと「鈍くさい」タイプでした。
人より特に優れていることもありませんでした。お友達に負けることもしょっちゅうでした。

 

でも、この子は人に負けても何も言いませんでした。もくもくと目の前のことを一生懸命するカメさんタイプでした。
カメさんは、心の奥で闘志を燃やすタイプ、口数少なくても実は内面は激しかったりするのです。

 

もし、彼女が小さいときに、他の子よりできないからと辞めさせていたら今のあの子はいません。
「悔しい気持ち」があったから、彼女は今があるんです。

親は我が子がかわいいです。出来れば我が子には、笑顔でいてほしい。楽しい気持ち、嬉しい気持ち、
そんなキラキラした感情だけで過ごして欲しいでしょう。

 

でもね、「勝ち続ける」人生ってないですよね。
どちらかというと、辛かったり、悔しいことの方が多くありませんか?

 

小さいころの「出来る・出来ない」なんて全くあてになりません。
他者との比較で、我が子の才能の芽を摘むなんて愚かな事です。

最初から上手になんでも出来る子供はいません。
だから今の様子を見て心配し過ぎず、長い目で見て何事も子供さんにトライをさせてあげて下さい。

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