「こんなに難しい単語を覚えられるの、すごいね。」
「この単語を覚えるまで寝ちゃダメ」
上記の2つは言っている内容は同じです。
どちらも単語を覚えさせたいのです。でも、子供が言われたときのイメージは真逆です。
うちの子すぐ調子にのるから!と言う保護者の方多いですが・・・
調子にのったら駄目ですか?
調子に乗って覚えてくれるなら、こんなに良いことはありませんよ。
言葉は同じ意味を表すのでも使い方によっては全くベクトルの向きが逆になってしまいます。
「やる気」はポジティブな言葉の積み重ねで育つものです。
植物に水をあげるのに優しい言葉をかけると美しく咲くのと同じです。
それと一番大事な事は、他の子供と比べないこと、習った年数や期間でその子の成績を測ろうとしないこと。
子供の成績や能力は、綺麗な右上がりにはなりません。
個々の成長のスピードがあります。
親の想いは想いとして抱くのは当然です、でもそれを子供に押し付けてはいけません。
親が焦れば焦るほど、自分の事も子供の事も苦しいところに追いやってしまいます。
今の子供の65%が現在は無い職業に就くと言われています。
AIやIT技術の発達や世界情勢をみれば、かなりリアルな話だと思います。
世の中で求められる能力が今と同じとは限りません。
これから必要とされるのは0から何かを生み出す力ではないでしょうか?
新しい発想は人とは異なった視点や考え方、感性から生み出されることが多いです。
そして、自由な発想は様々な事を経験してこそ培われるものです。
さらに何かを為そうとしたとき、一人で出来る事には限界があるので他者との連携や協力が必要です。
その為にはコミュニケーションスキルを磨く必要があります。
子供の人生を親の持つ常識で測るのは、そろそろやめませんか?
勉強はもちろん大事です、でも勉強以外の「生きる力」にもフォーカスしてみませんか?
エジソンは問題児でした。学校も退学になりました。
でも彼の母親は彼を尊重しました。
彼の母親がもし彼を常識で測っていたなら、様々な発明は生まれる事はなかったでしょう。
子供がどんな大人になるのか、どんな力を発揮するかは未知数です。
親御さんのかける言葉の方向性で子供エジソンのように大きく羽ばたくかもしれませんよ。