1週間の休暇から戻りました。
留守中はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
お陰様で大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
この経験を子供たちの指導に活かしたいと思います。
水をやり過ぎると花は枯れる
お花には水が必要だからと言って過剰に与えれば花は枯れてしまいます。
人も同じです。
子供が可愛いからと言って、なんでも先回りしてやってしまうと
子供の自立心は育ちません。
トマトは甘くするのに、あえて水をやらず過酷な状況で栽培する方法があります。
厳しい環境に置かれるからこそ、必死で糖分を作り蓄えるのだそうです。
子供も同じです。
テストに合格できなくても、宿題をやっていなくても
それは全て本人の自覚の問題です。
子供はある日突然に大人になるわけではありません。
少しずつ少しずつ成長します。
自分の身の回りのことを自分でするようにさせる、宿題、学校の用意、勉強・・・
これらは自分でやらせることに意義があるのです。
「やらないと自分が困る」といくらママが脅してみても
ママが困らないように支度し、宿題をやらせ、勉強を手伝う・・・
パパママご自身が子供の頃、そんなにも親御さんは手出しをされていましたか?
おそらくされていませんよね?
宿題をやるのも学校の用意もテストのための勉強もすべて自分でしていたはずです。
先回りをするのは愛情ではなくエゴ、失敗からしか学べないことがある
人には子供の時に身に付けるべき生きる上での基礎があります。
自分のことは自分でする、自分のやらなかったことの責任も自分で取る。
ランドセルに教科書が入っていない⇒困る⇒だから支度する
テストに合格できない⇒困る⇒だから勉強する
宿題を忘れる⇒先生に叱られる⇒だから遊ぶまえに宿題を済ませる。
これは、大人になったときに仕事にも通じる基礎の基礎です。
そして子供たちにとっての試練である受験で勝てるのも自己管理ができる子なのです。
自己管理能力は日々の積み重ねを通じて自分自身でしか作れないものです。
可愛いからこそ手も口も出さない
見ていることはもどかしいです。
でも、我が子が可愛いなら待って下さい。
親にしてあげられることは黙って見ていることです。
そして、子供ができたときに思い切り褒めてあげて下さい。
おゆみ野校では宿題もテストも子供とのやり取りを重視します。
宿題の場所もテストの内容も子供達に伝えるので、特に親御さんにお伝えしません。
学校でもそうですよね。
忘れて叱られることがかわいそうなのではありません。
テストに受からないことがかわいそうなのではありません。
自己管理ができるようにならないことが可哀想なことなのです。
子供は今だけを生きるのではありません。5年先10年先を見据えて
何が必要なのかを考えていきましょう。