経済学で子供のやる気を上げる

「勉強=ご褒美がもらえる」はいけないのか?

子供に勉強をさせる際に、ご褒美で釣ることに否定的な育児書や評論家もいますが
私、個人的には肯定派です。肯定というよりむしろ推進派です。

私の娘が中学生で英検1級に合格できたモチベーションは
これだけではありませんが、ご褒美にもあったのは間違いありません。

事実、英検以外にも漢検、仏検、定期テスト、各種コンテストなど
彼女はことあるごとに、懸賞金を募り
それを励みに、何も言わなくても勉強しています。
親も叱らずにすみ、また子供も気持ちよく勉強できるなら
それに越したことはありません。

 

で、この話を生徒のママに紹介したところ
そのママは、これを我が子用にカスタマイズし
見事にやる気を引き出しました。

その方法とは、以下のようなものです

小テストが満点だと100円ご褒美がもらえます。
しかし、満点でなかった場合には200円ママに渡すというもの
これは、すごく良く考えられています。

 
少し前に経済学を用いて子供に学習をさせる実験をした
という記事を読みました。
そこに書かれていた、最も効果が高かった方法が
これに非常に類似した方法でした。

実際の実験で行った方法は次の通りです

テスト以前に、おこずかいを渡しておき
もし、テストで結果を出せなければおこずかいを返すというものです。

ね、似てるでしょう?

懸賞金を提示するだけだと、子供はもらえなくても残念に思うだけで
なんの損失もありません。

しかし、せっかくもらったおこずかいを
返さなくてはならないとなれば話は別です。

自分のおこずかいが減ってしまうという、大きなリスクがあるので
それを回避するために一生懸命勉強します。

いやー、非常に深いですよね。

 
子供を勉強させる為に、経済学まで持ち出すとは
でも、そのくらい「勉強させる」ことは多くの親の願いであり
また、悩みであるということです。

 

で、私もママに負けじと考えました。
ジャジャン!

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文法クラスの小テストの得点一覧表です。

この表の上部には、それぞれの生徒の名前が書いてあります。
満点は、スマイリー、そうでない場合は点数が書き出されます。
小学生も中学生も全員張り出します。(しました。)

 
今までは、満点の子はキャンディーのご褒美
満点でなくても、リスクはありませんでした。
しかし、これからは点数公開というリスクと・・・・

更に、鬼より怖い恵先生の前で残勉&再テストというハイリスクがついています。

小鬼の麻子先生だって怖いのに、大魔神級の恵先生ですよ
キャー怖い!

でもね、こうまでするのは理由がちゃんとあるんです。
でも、長くなるのでこの続きは次回にします。

 

「勉強しなさいって言わないママになるセミナー」では
このあたりのお話もしていきます。ご参加ご希望の方はお問い合わせください

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