「宿題が無いと子供が勉強しないんです。」
これも良くご相談頂く内容の一つです。
大抵の親御さんがその次に「だから、宿題を出して下さい。」とおっしゃいます。
出せと言われれば、もちろん山ほどでも出しますが・・・
でもね、実はこれも「指示待ち子供の作り方」になっているんですよ・・・
お気づきですか?
母「今日は、宿題はあるの?」
子「ないよ」
・・・で会話を終了していませんか?
これだと、宿題が無いと勉強しなくて良いと親御さんが容認していることになってしまいますし
子供は、宿題が出ないと勉強しなくて良いというインプットをしてしまいます。
そこで、今後はこの先の会話を続けてみましょう。
母「今日は宿題はあるの?」
子「ないよ」
母「じゃあ、今日は何を勉強する?」
親御さんが何を勉強しなさいと指示するのではなく、子供に考えさせましょう。
もし、子供さんが何をしてよいかわからない様子であればアドバイスをしてあげましょう。
子「何をすればいいかわかんない。」
母「じゃあ、貴方の好きな勉強をしたらどうかな?計算早いよね。計算ドリルはどうかな?」
もしくは
母「この前、テストで漢字で間違ってしまって惜しかったから、漢字を書いたらどうかな?」
さらには
母「今日は、図鑑を読んだらどうかな?何か面白いことが載っていたらママに教えてね」
この会話で勉強が促せるのは、幼児、及び低学年までで
中高学年以降には、この手は聞きにくいと思います。中学生でこんな会話でやってくれたら
奇跡ですが・・・・でも、良かったら試して下さい(ダメもとで)
子供に自主性をあるいは自発的勉強してほしいというのは
多くの親御さんの共通の願いですが、日々のやり取りの中に、実は子供の自主性や自発的行動の芽を
摘んでしまうようなことがあります。
安心してください。
宿題を出さない=家庭学習の禁止ではありません。ドンドン、バンバンやって下さい。
親御さんも子供さんも、何をして良いかわからないという場合は
ご連絡下さい。いくらでもアドバイスいたします